改定:衰退ニッポン、30年、50年後想像するや...
- 人工進化研究所(AERI)

- 2022年10月3日
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衰退ニッポン、30年、50年後想像するや......(その1)
1.日本が高度経済成長を遂げられたのは、第2次大戦後、国民と政府&行政とが一丸となって殖産興業に励み、高品質な商品を輸出し、巨額の貿易黒字とし、世界最大規模の外貨準備高を有したからだ。

2.2000年以降顕著になった原材料高、原油高を契機に2020年以降各国は激しいインフレに突入。
各国は自国通貨の防衛のための政策に転換した。
3.その一方で1990年以来30年に渡るデフレに苦しむ日本は世界的インフレ下で一人デフレ克服政策を維持し続けた。
日銀は2016年以降、「金融緩和強化のための新しい枠組み」として指定した利回りで国債を無制限で買い入れることを決定、円紙幣を無制限に刷りだした。
今までは、潤沢な外貨準備高とその伸びに支えられて円の価値は維持されてきた。
4.しかしながら、日本政府と日銀の執拗な財政緩和政策には耐えきれず、2012年円相場は突如反転、急激な円安が始まった。
日本政府と日銀が財政緩和政策に固執するあまり、2022年9月末現在の為替レートは、1ドル150円にも迫る勢いだ。
5.歴史的にみて、財政に問題を抱えた国の自国通貨はすべて値下がりしてきた。
例えば、20年前のイギリスは、1ドル=0.6ポンドのレートでしたが、今は1ドル=0.8ポンドまでポンド安が進行している。
自国通貨の価値を下げて、中長期的に経済成長を遂げた国は存在しないということだ。
6.日本も例外ではない。今後さらに激しい円安トレンドは維持されるはずだ。巷では、『いい円安』とか『悪い円安』とかのコメントが喧しい。愚かなことだ。
カリフォルニア工科大学大学院物理学客員教授Ph.D.&Dr.物理学者神室一翔
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衰退ニッポン30年、50年後想像するや......(その2)
1.通貨価値は、すなわち国力のバロメーターだ。財政に問題を抱えた国の自国通貨価値は下がり、中長期的には国力は低下する。
国力の低下は国家の弱体化を意味する。
2.現状変更で侵略を謀る隣国は、畏くも日本の弱体化に早くから気が付き、試金石として日本の離島の侵略を開始している。
日夜私利私欲の獲得に「奔走する経済アニマルのバカ政権政党(自民党)と、このばか政権政党に投票して作り上げたおバカ国民は、領土を占領されても占領国にニコニコして、日夜老若男女エンタメ・飽食・レジャーで頭がいっぱい、満喫している体たらくだ。
3.この国のバカ国民にはあきれ果てて、目を覆い、耳をふさぎたくなる。
4.円安をチャンスとして、小銭儲け話をして投資を煽るコンサルどもや、ここぞとばかりに小銭稼ぎに余念のない小物たちにも呆れ果てる。
カリフォルニア工科大学大学院物理学客員教授Ph.D.&Dr.物理学者神室一翔
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衰退ニッポン、30年、50年後想像するや......(その3)
1.国家及び領土を支える安全保障の基本(3要素)は、食料Food、エネルギーEnergy、防衛Defenceの3つだ。
さらに、この3要素を手に入れて維持し増進させる担保がその国の通貨である。
いま、日本政権政党(自民党)は衰退の歯止めがかけられずに、この3つの分野の問題に直面するだけでなく、自国通貨『円』の暴落すなわち国力衰退が止まらない。
『円』は各国通貨の中で『一人負け』と続けている。
2.にもかかわらず、国力衰退によるこれらの国難の解決をまだ先送りしようと弥縫政策を繰り出し続けている。
あなたたち『おバカ日本国民』は、我欲(私利私欲)に溺れ、連休・エンタメ・レジャージャンキーと成りはて、この弥縫政策を支持し、すべて政府にお任せだ。
わが子や孫の将来がかかっているにもかかわらず......。
3.自国通貨『円』の暴落すなわち国力衰退を引き起こした主犯は、竹中平蔵率いる新自由主義派の連中、構造改革とやらで自民党保守を死滅させた小泉純一郎一派、そして『アベノミクス』という官製仕手戦の立役者安倍晋三とその一派だ。
4.あなたたち『おバカ日本国民』は、小泉、安倍を選挙で総理に押し出し、構造改革にフィーバーし、アベノミクスという官製仕手相場にまんまと騙され、竹中平蔵パソナおよび関連企業や電通および関連企業への利益誘導を見逃してしまい、日本国を未曾有の衰退へと陥れてしまった。
5.この衰退、すなわち、『日本一人負け』から脱出しOECD諸国に追いつくには50年、100年の月日と莫大なコストを要する。
このようなどん底に日本を貶めた日本国民の罪は非常に重い。
6.政権政党も国民もこの国難に意図的に目をそらせようとしているのは、この国の人間一人ひとりのアイデンティティが例外なく『我欲』の一語に尽きるからだ。
7.『我欲』を満たすためには、倫理・道徳・人道なんか糞くらえ、騙す騙されるは騙される奴が愚かだ、という餓鬼道に堕ちた老若男女日本国民皆様方一人一人だ。
8.ちなみに、米国のアイデンティティは『自由』、英国やフランスのアイデンティティは『自由と民主主義』だ。欧米諸国は自らのアイデンティティを護るために、食料、エネルギー、防衛の3分野の保持増進に余念がない。
9.それに比べて、我が日本国の国民のアイデンティティは『我欲』。
合理・論理、倫理、道徳は日本人のアイデンティティの中には、ない。
政権政党も、それを支持する『おバカ日本国民』も、経済、金儲けしか頭に無い。
10.日本国はいま貧困国となった。
この状況は50年、100年と続き、我々の子孫を苦しませ通続けることであろう。
カリフォルニア工科大学大学院物理学客員教授Ph.D.&Dr.物理学者神室一翔
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衰退ニッポン、30年、50年後想像するや......(その4)
1.今後日本は、国家の根幹(安全保障)を支える食料問題、エネルギー問題、防衛問題の3つの要を軽んじて後回しにしてきたツケ・災禍が、何倍にもなってこの国と国民に襲い掛かることだろう。
2.このツケ・災い、および国家衰退・疲弊からの脱出と回復には、今後50年、100年の苦境を伴うだろう。
3.食料問題では日本人の飽食・過食・偏食文化、が日本国の政治・経済・科学技術での再生・復活を大きく妨げ、遅延させるだろう。
4.エネルギー問題では原子力アレルギーによる原子力新技術開発の空洞化と風・太陽光偏向による再生可能エネルギー政策の失敗・失政が日本国の政治・経済・科学技術での再生・復活を大きく妨げ、遅延させるだろう。
5.防衛問題では、防衛省による旧態然とした陸海空3軍の本土決戦前提の軍事形態肥大化、米国の仕掛けてきた宇宙防衛ビジネス・サイバー防衛ビジネスの鵜呑み、が日本国の政治・経済・科学技術での再生・復活を大きく妨げ、遅延させるだろう。
日本国の衰退は止まらない。
6.私はこの国にリーマンショックのあった30年前に見切りをつけ日本国籍を捨てた。今後は、自由と民主主義の国へわが娘を早期に退避(グリーンカードで移住)させ、そこに生活拠点を置くように進めている。
7.わが子孫を『我欲』の化け物ジィサン・バァサンの食い物にするつもりはないし、若者を食い物にするバカ国家には未来はないからだ。
カリフォルニア工科大学大学院物理学客員教授Ph.D.&Dr.物理学者神室一翔
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