クルーズ船の本当の話
- 人工進化研究所(AERI)

- 2020年4月10日
- 読了時間: 2分
クルーズ船よ、横浜港から出て行け
2017年世界最大のクルーズ会社カーニバル・コーポレーション1社が排出する
硫黄酸化物の量が欧州全体の自動車2億6,000万台が排出する
それより10倍も高い数値だ。
また世界2位のクルーズ会社ロイヤル・カリビアン・クルーズ単体では
欧州全体の自動車数の4倍高い硫黄酸化物を排出している。
ヘルシンキ大学の研究者らが2018年2月に発表したレポートでは、
クルーズ船などが排出する硫黄酸化物を多く含んだ排気ガスで、
年間40万人もの人々が肺がんや心肺系疾患により命を落とし、
1,400万人の子どもたちが喘息にかかっていると推計した。
クルーズ船による硫黄酸化物汚染が深刻な国として、
スペイン、イタリア、ギリシャ、フランス、ノルウェーが挙げられている。
都市別では、バルセロナ、マヨルカ島パルマ、ベネチア、サウサンプトン、チビタベッキア(ローマ)の順で汚染が深刻だ。
クルーズ船は、エンジンから硫黄酸化物を排出し、
汚水やゴミを横浜港沖にコッソリと垂れ流し、
甚大な海洋汚染をする公害をまき散らかしている。
クルーズ船が使用している燃料は、
通常のディーゼル燃料に比べ「硫黄酸化物」が2,000倍も多く含まれている。
クルーズ船の播き散らかす硫化酸化物による大気汚染と、
コッソリと寄港沖で垂れ流す汚水やゴミによる海洋汚染に
嫌気がさしたフランス・カンヌが
汚染クルーズ船の締め出しに乗り出したように、
世界より20年遅れた時代遅れの金儲けの亡者横浜市の行政も、
横浜市民の生命の危機を無視せずに、クルーズ船の寄港数を制限すべきだ。




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